コーヒーを飲んだら歯が黄ばむ?歯の黄ばみの原因。
2022/09/25
歯の黄ばむ原因とは?
歯の色は、人に与える印象を左右します。そのため、真っ白な歯だと笑顔に自信がもてますが、歯に黄ばみがあると歯を出して笑うのを躊躇してしまうこともあるでしょう。
しかし、歯の黄ばみはどうして起きるのでしょうか?その原因について解説します。
黄ばみの原因は「ステイン」
ステインとは、食べ物に含まれているポリフェノールの色素と、歯の表面を覆っているペリクルというたんぱく質の膜が結合した汚れのことです。ステインが歯に付着すると、歯の黄ばみの原因となります。
コーヒーを飲むと、ステインは付着しやすい
コーヒーを飲むと、歯が黄ばみやすくなりますが、それはコーヒーの色がそのまま歯に付着しているのではありません。
着色汚れには、歯を覆っているペリクルという薄い膜が関係しています。ペリクルには、歯のエナメル質を保護したり、歯の再石灰化を促したりする働きがあります。一方で、細菌や食べかす、食品の色素などを付着させてしまう側面があります。
コーヒーを飲むと、ペリクルにステインが付着しやすくなるため、黄ばみなどの着色汚れが定着しやすくなります。
着色しやすい飲み物・食べ物
歯の着色汚れの原因となるのは、コーヒーだけではありません。着色しやすい飲み物や食べ物には以下のようなものがあります。
・紅茶、緑茶
・チョコレート
・赤ワイン
・緑黄色野菜
・カレー
など
これらの飲み物や食べ物のほとんどはタンニンやポリフェノールなどが含まれており、歯にステインが付着しやすくなります。また、カレーは色が濃い食べ物なので、歯の黄ばみにつながりやすいです。
中には以外な食べ物も歯への着色成分があるものが…その正体は
・豆腐
白いのに…なぜ?と思うかもしれませんが、豆腐の主成分は大豆で、その大豆に多く含まれる「大豆イソフラボン」や「サポニン」がポリフェノールの一つです。白いからと言って歯に着色成分が付着しないという考えは間違いなんですね
さらに、ステインだけが歯の着色成分というわけではありません。
ステイン以外の歯の黄ばむ原因とは?
飲み物や食べ物以外にも歯の黄ばみの原因となるものがたくさんあります。
タバコ
タバコのヤニが歯に付着すると、歯が黄色くなると言われていますが、そのヤニの正式名称は「タール」です。そのタールが歯の黄ばみの原因になります。タールは実際には真っ黒なのですが、歯に付着すると黄色く見えます。また、タールによる着色汚れは、一度付着すると落ちにくいのが特徴で非常に厄介です。
ケアしにくい口内環境
歯並びが悪いと歯磨きできちんと汚れを落としにくいため、着色汚れがつきやすくなります。また、歯石が溜まっていたり、歯の表面に細かい傷があったりすると、それも黄ばみなどがつきやすくなる原因となります。
ドライマウス
唾液には、歯の表面を洗い流す作用があります。そのため、唾液の分泌が減るなどの理由で口の中が乾いていると、汚れが歯に付着しやすくなます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?歯の黄ばみの原因は、私たちの日常生活において常に身近にある要素ばかりです💦その全てを排除するのは到底不可能な話です。その原因の知識を付けて、正しく向かい合うことが着色汚れを防ぐ第一歩になります。
次のブログでは、その黄ばみを落とす方法と予防方法についてを公開します。ご期待ください!